太陽光発電所の事業計画段階に向けては、地形分析、配置計画分析、PVsystによる発電量シミュレーションを行うことで、事業計画の実現可能性や
採算性の評価に貢献します。

地形分析

地形データの3Dモデルを作成/活用して各種分析を行います。3Dモデルから各区域ごとの地盤傾斜角度や傾斜方向を抽出することで、事業区域内での架台の設置条件に合った区域の選定や、降雨時の流域や地表流路の予測などを行います。

また、造成計画を3Dモデル化して現況地形と比較することで、造成土量(切土/盛土)を概算することも可能です。

基となる地形データは、国土地理院の基盤地図情報、測量データ(写真測量、レーザー測量)、造成計画図など、様々なデータで分析します。

配置計画図

造成図

流域図

配置計画分析

周辺構造物を反映した発電所陰影イメージ

配置計画上の架台や構造物を3Dモデル化して各種分析を行います。

日射の入射角から各架台ごとの反射光を算出し、季節や時間帯ごとの反射光をイメージとして出力することも可能です。反射光データをGoogleEarthにインポートすれば、事業区域外の建物への影響も確認することができます。

事業区域内の架台や樹木、PCS、インバータなどの構造物をモデル化して、時間帯ごとの陰影のイメージを出力します。パネルへの影の影響を減らすために樹木の伐採を検討されている場合は、影響度の高い樹木を選定することも可能です。

利用する配置計画は、地山なり配置だけでなく、営農架台やカーポートなど、様々な配置計画に対応しています。

周辺地域への反射光イメージ

樹木伐採箇所の選定

発電量シミュレーション

世界標準発電シミュレーションソフト「PVsyst」を使用して発電シミュレーションを行います。

電圧降下やパネルの経年劣化による損失など、各種設計条件を反映することはもちろん、配置計画の3Dモデルを取り込むことで、周辺構造物の影を考慮した精度の高いシミュレーションをご提供しています。

また、シミュレーションの結果を配置計画にフィードバックすることで、より発電量が高くなる配置計画のご提案もしております。

出力するレポート上には、年間発電量やPR値、各損失の割合などが記載されます。

発電量シミュレーションイメージ

3DCADモデル

PVsyst上モデル